@article{oai:iuhw.repo.nii.ac.jp:00000899, author = {櫻岡, 絵里香 and 藤田, 郁代}, issue = {2}, journal = {国際医療福祉大学学会誌, Journal of the International University of Health and Welfare}, month = {Sep}, note = {目的:失語症者における談話の意味伝達についてBroca 失語とWernicke 失語の特徴を調べ,語彙機能との関連性を検討した. 方法:対象はBroca 失語6 名とWernicke 失語5 名であり,対照群は健常成人10 名であった.課題は談談話5 話の発話課題と失語症語彙検査の名詞・動詞表出検査であった.談話課題は意味伝達の指標として必須命題,不適切発話および適正語彙(CIU)について分析し,失語症語彙検査の成績との関連性を調べた. 結果:Broca 失語はWernicke 失語より発話数が有意に少なく,そのうち必須命題および適正語彙の比率(CIU 率)はBroca 失語群が有意に高く,不適切発話の比率はWernicke 失語群が有意に高かった.語彙検査成績と必須命題数との間には有意な相関を認めず,不適切発話数との間には有意な負相関を認めた. 結論:両失語群の談話発話は,必須命題と不適切発話の比率および適正な語彙の比率から,異なる特徴が明らかとなった.必須の意味を伝達する能力と単独発話の間に関連性はなかったが,不適切発話は単独発話と関連し,失語症者では語彙機能の低下により意味が不明瞭な発話となると考えられた.}, pages = {52--62}, title = {失語症者における談話の意味伝達―語彙機能との関連性の検討―}, volume = {23}, year = {2018}, yomi = {サクラオカ, エリカ and フジタ, イクヨ} }