@article{oai:iuhw.repo.nii.ac.jp:00000801, author = {北原, 崇真 and 藤田, 郁代}, issue = {1}, journal = {国際医療福祉大学学会誌, Journal of the International University of Health and Welfare}, month = {Feb}, note = {対象の視覚認知においては,ボトムアップ処理とトップダウン処理が存在する.アルツハイマー病患者(Alzheimer’s disease; AD)では初期から実行機能,抽象的思考,推論が低下するため,視覚認知におけるトップダウン処理が低下する可能性がある.本研究の目的は,初期AD 患者における不完全線画の認知の特徴と,前頭葉機能との関連性を検討することである.対象は初期AD 患者8 名,対照群は健常高齢者11 名であった.方法は線画の線分を65%消去した不完全線画の認知課題を作成し,描かれている物品名を呼称してもらった.視覚認知におけるトップダウン処理との関連性を見るため前頭葉簡易知能検査FAB を実施した.その結果,不完全線画の認知がAD 群は健常高齢群より有意に低下した.不完全線画の認知成績とFAB 成績との相関は0.52 であったが,有意水準に達しなかった.以上から,AD では不完全線画の視覚認知が低下し,その背景には視覚情報のトップダウン処理機能の低下があると考えられた.}, pages = {29--36}, title = {アルツハイマー病における不完全線画の視覚認知}, volume = {22}, year = {2017}, yomi = {キタハラ, タカマサ and フジタ, イクヨ} }