@article{oai:iuhw.repo.nii.ac.jp:00000244, author = {杉山, 博幸 and 池田, 俊也 and 武藤, 正樹}, issue = {2}, journal = {国際医療福祉大学学会誌, Journal of the International University of Health and Welfare}, month = {Jul}, note = {パーソナル・ヘルス・レコード(PHR)は,患者が自らの医療健康情報にアクセス,管理,共有することを可能にする仕組みである.また,PHRは協働の医療を促進し,医療や看護(介護)の質と効率化を改善する強力なツールやプラットフォームとしての期待も高い.しかしPHRは我が国に於いて未だ端緒に着いたばかりであり,その用語は様々な利害関係者により,広くまた異なった文脈で用いられており,PHRは明確に定義付け,或いは共通の指針として成文化されるまでには至っていない.この研究は,我が国の現状とあるべきPHRモデルについて,国際比較の視点も踏まえ,その定義を検証する. まず,筆者らは複数の研究論文データベースからキーワード検索によりPHRに関する論文を抽出し,レビューを行った.次に,整理の方法として,PHR国際比較基準を用い,その基準に照らし合わせて再整理し検証した.加えて,政府の提唱する日本版PHRである「どこでもMY病院」5カ年構想についても同様の比較基準で検証した.結果として,まず論文レビューについては「システムの接続性,独立性」と「患者中心の思想設計」が要件として過半の論文において考慮されていなかった.次に「どこでもMY病院構想」の内容についても,上記の2項目に加えて「患者の生涯継続保持」の思想と要件が欠落していた.結論として,諸外国との医療領域における背景の違いは考慮しながら,どこでもMY病院構想はもとより,PHRの定義として患者中心の思想,設計に即した形で,患者が自らの医療健康情報を生涯保持,アクセス,或いは活用する為の合意形成が必要である.}, pages = {20--31}, title = {我が国におけるパーソナル・ヘルス・レコード(PHR)の定義に関するレビュー}, volume = {17}, year = {2012}, yomi = {スギヤマ, ヒロユキ and イケダ, シュンヤ and ムトウ, マサキ} }