@article{oai:iuhw.repo.nii.ac.jp:00001044, author = {岡田, 宏基 and 平野, 大輔 and 谷口, 敬道}, issue = {1}, journal = {国際医療福祉大学学会誌, Journal of the International University of Health and Welfare}, month = {Feb}, note = {多くの統合失調症者の社会機能は依然貧弱なものである.近年,新たな治療法の開発に向け陰性症状が重要視されつつある.本研究の目的は陰性症状のサブドメインと社会機能との関連について研究動向を把握することである.MEDLINE,医学中央雑誌にて 2010 ~ 2017 年に発行された医学文献を検索した結果,17 本の研究が対象となった.発症初期や前駆期の段階でさえも失快楽症(anhedonia アンヘドニア),非社会性,意欲の低下からなる体験症状因子が社会機能の回復を阻害する要因になっていた.体験症状因子に比べると感情鈍麻や会話の貧困からなる感情表出因子と社会機能との関連は弱いことが明らかとなった.しかし,感情表出因子が社会機能と関連していないわけではなく,①感情表出因子は社会機能に間接的に影響を与えること,②社会機能を日常生活機能や家族機能など個別に検討すると感情表出因子との関連が強い機能が存在することが示された.これら①,②の結果は部分的な解析に留まるため,経路分析や多変量解析などの適切なデザインを組んだ上でさらなる報告を積み重ねていく必要がある.}, pages = {52--64}, title = {統合失調症の社会機能と陰性症状サブドメインとの関連 ―MEDLINE および医学中央雑誌に基づくシステマティックレビュー―}, volume = {25}, year = {2020}, yomi = {オカダ, ヒロキ and ヒラノ, ダイスケ and タニグチ, タカミチ} }